にんにく卵黄

黒にんにく

黒にんにくとは、にんにくの実が黒い色をしたニンニクです。普通、ニンニクの実は白だといえるのではないでしょうか。それが黒い色をしているのです。皮をむくと出てくる黒い実に、初めての人は一瞬ギョッとするになるものです。当然、自生したものではなくて、普通の白い大蒜から作ったとなるはずです。作り方は、白ニンニクを高温、高湿と言った一定の環境に3〜4週間置く事により、熟成発酵させて作ります。発酵させる事で、大蒜に含まれるたんぱく質(含まれている必須アミノ酸の構成比率によって、栄養価が決まるでしょう)の一部はアミノ酸(体に必要なアミノ酸は20種類あり、そのうちで体内での合成が可能なのは10種類だそうです)に、炭水化物(不足すると疲れやすくなり、肌荒れなどが起こるでしょう)は果糖に分解されます。分解された後で熟成し、アミノ酸(タンパク質を構成している最小の大きさの成分になります)と果糖が反応して黒くなるんです。発酵熟成して黒くなった大蒜は、糖度が増え、まるでドライフルーツ(天日などで乾燥させた果物をいいます)っぽい食感に生まれ変わります。口にいれると、甘酸っぱい、レーズンやプルーンのような味がするのですので、普通のニンニクからは想像できないでしょう。黒ニンニクは、手間がかかる分、パワー(車の場合、強いほど燃費が悪くなってしまう傾向にありますし、自動車税なども高くなってしまうでしょう)も一般的なにんにくより高まるはずです。特にポリフェノールは5〜十倍もの量になり、黒大蒜になる過程でS−アリルシステインといったアミノ酸が生成されるのです。これらは、普通のにんにくに比べて、約10倍もの抗酸化力がありますよね。アンチエイジング(日本語でいうと、抗加齢、もしくは、抗老化のことで、主に美容業界で使われている言葉です)は当然として、悪玉コレステロール(血管の中に、余分なコレステロールを放置するといわれています)を減少させ、血液をさらさらにし、動脈硬化(血流が遮断されてしまう恐れがあるため、たいへん危険です)やガン、高血圧(一日のうちでも変化していますし、精神状態にも左右されます)、心臓病などと言った予防にも力を発揮するだと言えます。普通の大蒜でも様々な効果がある事が知られていますが、その上をゆく黒にんにく。今後、黒大蒜を使ったサプリメント(時に医薬品と同じくらいの効果がある製品もありますから、服用の際には注意が必要です)や健康食品がいろいろ出てくるとなるはずです。楽しみに待ちましょう・